自作ドローン作成に必要なパーツ一式をまとめてみました。
自作ドローン作成に必要なパーツ一式
今までに3Dプリンターを駆使してドローンを2台作成しました。
1台目がSpiderという機体をベースにしたものです。
結構大きめです
2台目がMHQ2という機体をベースに、ドローンを自作しました。
コンパクトに折り畳みができるのが特徴です。
パーツさえ揃えば自作ドローンは意外と簡単です。
情報収集は英文がメインになるのですが、
上記2つのように、有名どころの機体はコミュニティでの意見交換も盛んです。
これから作成するのであればメジャーどころの機体をベースに作成して行くのが良いです。
ドローン本体
フレーム
まずはドローンのフレームです。
市販のものもあります。
3Dプリンターを持っていれば自分で印刷して作ることもできます。
Thingiverse.com を眺めるとたくさんの先駆者がデータをUploadしています。
さまざまな形があって迷うくらいです。
先ほどの”Spider”もここで知りました。
-
https://www.thingiverse.com/thing:219895
www.thingiverse.com
2台目も同じく、STLファイルをダウンロードしました。
MHQ2のフレームはこちらです。
-
https://www.thingiverse.com/thing:511668
www.thingiverse.com
墜落してフレームを壊しても「また印刷すればいいや」とお気楽に思えるのが、
3Dプリンター保持者の特権です。
モーター
Spiderのドローンフレームのデータ投稿者のサイトでモーターなどの詳細が書かれていました。
I made the mistake of ordering 1500kv motors from hobbyking, thinking they would have plenty of power. Due to my 3 plade props and the lack of power, it would only fly 6inches off of the ground. I found that I need a least the 2900kv motors, but for heavy FPV gear the 3800kv motors would be needed. Theese are all Turnigy 1811 motors from hobbyking. Each motor draws ~6amps.
3D PRINTED and MICRO;QUADCOPTER より
モーターの力を考慮する必要があるそうです。
1500kvのモータでは力が足りずに6インチしかドローンが浮かなかったとあります。
投稿者曰く少なくとも2900kvのモーターが必要で、
重いドローンの場合は3800kvのモーターが必要との見解です。
最終的にTurnigy 1811のモーターを使用したとあるので、
私も彼に習って同じモーターを注文しました。
追記(2023-07-13):
完全に一致する型番は廃盤のようなので同等品のリンクを貼っておきます
ESC (Electric Speed Controller)
ESCとは「Electric Speed Controller」の略です。
RC畑の人には「アンプ」という名前でも親しまれているデバイスです。
ESCの役割は簡単に言ってしまうとモーターの回転数の制御で、
通常は下記のような形をしているのが一般的です。
2台目にコンパクトに折り畳めるドローンMHQ2の作成の際にはこのESCを4つ購入しました。
1台目のドローンは比較的大きめだったのでドローン用のESCを使用しました。
ESCを個別に4つ買う必要はなく、これ1台で4つのモーターを制御できるのでシンプルです。
フライトコントローラー
ドローンのコンピュータ部分です。脳みそにあたる部分です。
MHQ2を作成したときはNaze32を使用しました。その前はHobbyking KK2.1 を使っていました。
プロペラ
5030のものを使用することにしました。
5030の意味は直径5inch × Pitch3インチです。
※ Pitch = 1回転で進む距離。
注意点はQuadcopterは羽の向きに右、左があることです。
2枚羽と3枚羽があるが、3枚の方が浮力が強かったです。
バッテリー
11.1Vのコンパクトなリポバッテリーを購入しました。
あまり大きいものだと、バッテリー重量も大きくなるので、
ドローンは浮上が苦しそうでした。
バッテリーのサイズと重量は重要です。
Li-Poバッテリーの保管方法
Li-Poバッテリーは、取扱を間違うと発火するので、保管も大切です。
セーフティバックに入れて保管をしています。
Li-Poバッテリーの処分方法
ちなみにLi-Poバッテリーの処分ですが、
バッテリーを数日塩水につけて完全放電させて、
テスターで0Vになって完全に死んでいるのを確認してからゴミとして捨てました。
処分方法は各自治体で異なると思うので要確認です。
プロポ(送受信器)
日本には電波法があるので、
ドローンの送受信は国内で認可されたものを使用する必要があります。
JRの4ch: XG6 TRGL (RG411B)を私は使用しています。
送受信器のセットです。
ラジコンによるモーター遠隔操作は初めてだったのですが、
拍子抜けするほどあっさりでした。
ESC、フライトコントローラーに配線して終了というくらい簡単でした。
チャンネル数は4chもあれば十分でした。
注意点
HobbyKingなど海外のRCサイトでは格安で魅力的なプロポが売っていますが、趣味で逮捕されてはいけません。
プロポが”技適”をパスしているかは、下記の日本ラジコン電波安全協会のサイトから確認できます。
-
日本ラジコン電波安全協会標準規格認定プロポの一覧 | RCK 一般財団法人 日本ラジコン電波安全協会
一般財団法人 日本ラジコン電波安全協会は、ラジコン用電波の適正な運用の確保とラジコンの健全な普及発展を目的とする内閣府認可の公益法人です。
rck.or.jp
その他アクセサリー
アクションカメラ
空撮するのならば、アクションカメラをくくりつけてしまうのが手っ取り早いです。
GoProでも良いのだが、墜落リスクを考えると中華製の格安カメラでも良いと思います。
むしろ初めは安価品が良いです(墜落するでしょうからw)
墜落した時のレポートは別記事に書きました。
まとめ
以上がドローン作成に必要な部品の一式です。
材料さえ揃えば作成自体はとっても簡単!
週末の自作プロジェクトとして楽しめます。
自作であればデザイン変更も自由自在!
LEDなんかも光らせてカッコイイ機体に仕上げることができます。
かっこいいですよね!
ところでFPVゴーグルって知っていますか?
ドローンをタブレットとか、
スマホのモニター越しに操縦するのも
良いですが、
FPVゴーグルを知っていますか?
FPVはFirst Person Viewの略で、
日本語だと一人称視点という意味です。
まるでドローンに乗っている
パイロットのような臨場感で
ドローンの操縦が可能です
たとえばこのゴーグル。
ファンからは
「画像と、映像の画角の見やすさ、
どれをとっても最高峰!」と好評です
こちらもCHECK
-
自作ドローン初飛行テスト。機体搭載カメラの撮影も成功!
自作ドローンが墜落し破壊した旨を先日投稿しました。 https://englabo.com/my-diy-drone-down/ 在りし日の動画があったので紹介しておきます。自作ドローンの初の野外飛行 …
続きを見る
先端技術エンジニアの転職支援サービス
世界の工場の隣国に
量だけではなく、
質まで脅かされそうな我が国です。
ものづくりにおいて
エンジニアは宝です。
→
Kaguya
その中でも
人工知能やドローン、自動運転など
先端技術で求められる品質は
より高度で、日本のお家芸です。
そんな「先端技術に特化した」転職サービスに
興味はありませんか?
ソフトからハード、医療にバイオまで
幅広いエンジニアを募集中
→
Kaguya
他ではみられない、
エンジニアのための
厳選未公開求人が多数掲載されています