ABSはとにかく反ると別投稿で述べましたが、
解決策を見つけました。結論から言ってしまえば「CubeStick」が有効でした。
3DプリンターABS反り対策 CubeStickとは何か?
簡単に言ってしまえばスティックのりです。
CubeStickは3Dプリンターで有名な
3D Systemsが販売しています。
2022年5月追記:
CubeStickは現在は販売されていません。ディスコンです。ただし通常のスティック糊で代用できます
この糊は水でスッキリと洗い流せるため、
プリンターのステージから剥がすのも簡単でかつ、
PLA樹脂の反り対策マスキングテープと異なりノリ跡もなく綺麗にできます。
と、ここまではメーカの謳い文句の通りなのだが、
実は結構運用にはコツがありました。
ABS樹脂反り対策 スティック糊塗布のコツは均一に塗ってちゃんと乾かす!
糊をステージに
「薄く均一に塗って、ちゃんと乾かす」を確実にしないと、
うまく機能しなくて、最悪の場合印刷途中にステージから造形物が剥がれてしまいました。
![3DプリンターABS樹脂反り防止対策にCubeStick糊](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/3DプリンターABS樹脂反り防止対策にCubeStick2.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
このコツを見つけるまでに何度も失敗したものです。
かと言って量が多ければHappyだろ?と厚く塗ってもダメです。
今度は糊が乾きづらくなってしまって問題が生じます。
乾いていないと滑って剥がれてしまいます。
![3DプリンターABS樹脂反り防止対策にCubeStick糊](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/3DプリンターABS樹脂反り防止対策にCubeStick3.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ちょっとわかりづらい写真かもしれませんが、
写真右側は反りが生じていて少し浮いています。
このときの敗因は、ノリが乾くのを待たずに焦って印刷を開始したことでした。
糊が有効なのは確認ができたのですが、
案外均一に糊を塗ることは、慣れるまでに技術を要しました。
糊が乾いたかどうかはの判定は、塗ったところを触った見てベタつきがなければOKです。
Prontrbot Simple 2013 を改造しました
余談になるのですが、今回この糊が使えるようにプリンターを改造しました。
300ドルという格安のprintrbot simple2013ですが、ステージが木製です。
これではCubeStickを塗ると木に染み込んで問題なので、
ステージをアルミ板に変更した。
新宿の東急ハンズでアルミ版を買って、店員さんにカットしてもらいました。
東急ハンズでなくとも、近所のホームセンターでも同じようなサービスを受けられると思います。
反り対策には、カプトンテープが有効という情報もあるのですが、
高額なので今のところ、スティック糊を使ったやり方がいちばん経済的だと思います。
3DプリンターABS樹脂反り対策:2021年追記
2014年当時はCubeStickが発売されていてAmazonなどでも簡単に購入できたのですが、
現在は発売されていません。
代替手段として有名なのが、トンボ シワなしピットの利用です
ABC樹脂の反りに困っている人は試してみてください。
あとそもそもステージが暖かい状態であれば、
反り軽減に期待が持てるので
ヒートベッドの導入も検討してみると良いです。
3Dプリンターも複合機の時代!
3Dプリンターを使って
メルカリ、ヤフオクに
オリジナル小物を出品している人必見!
3Dプリンターも複合機の時代です
3Dプリントだけでなく
レーザー刻印とカット
彫刻も可能です。
米国のクラファン(Kickstarter)で
3Dプリンター部門で最高記録の
複合型3Dプリンター世界売上のNo.1
印刷、彫刻精度の詳細は
下記リンクから確認してください
こちらもCHECK
-
-
3DプリンターABS樹脂フィラメントの特徴や長所
今回は「ABS樹脂」について特徴や長所をまとめてみました。PLAに関しては下記を参考にしてください。 https://englabo.com/3d-printer-filament-pla/ ABS樹 …
続きを見る