3Dプリンターの”インク”であるフィラメント。
有名どころはABSとPLA樹脂の2強です。
3Dプリンター自体も積層式にデルタ式、光造形など、
さまざまな種類が、日進月歩で研究がされ、市場に投入されています
同じく、フィラメント素材の研究も日進月歩で、木質フィラメントもあります。
特徴は別記事で投稿をしたので覗いてみて下さい。
木質フィラメントを使用する際のデメリットで挙げたのですが、
よくノズルに詰まって大変でした。
そこで、今回はフィラメント詰まった時の対処方法をシェアします。
ポイントはホットエンド内部の清掃です
症状に応じて対応が変わってくるのと、
使用している3Dプリンターで対処方法は異なるのですが、
少なくとも、私の使用しているPrintrbotと同じホットエンドの形状であれば、
同じような対応が有効だと考えます。
3Dプリンターのフィラメントの詰まりが軽症の場合
ホットエンドにフィラメントが詰まっているが詰まりが軽症の場合、
ホットエンドを、いつもの造形時の温度で暖かい状態にし、
挿入口のフィラメントを下に押し付けてみると良いです。
フィラメントの代わりに、同じくらいの直径の金属の棒も良いです。
私はピアノ線を使っています。
ホットエンドの内部に残った溶けたフィラメントを取り除くために、
ピアノ線を下に押し付けていくと、
「ドロ」っと溶けたフィラメントがノズルから出てきます。
これで掃除完了で次回から快適に印刷できます。
3Dプリンターのフィラメントの詰まりが重症の場合
フィラメントがホットエンドの内部で固まってしまい、
温めようにも微妙な位置でフィラメントがスタックした場合、
うんともすんとも言わなくなります。
こうなったら重症です。
3Dプリンターを分解して、
詰まったフィラメントを取り除く必要があります。
ホットエンドの挿入口をきれいにし、
内部の細い精密ドリルを突っ込み、引っ張り出します。
もしくは、内部の詰まったフィラメントを砕いていきます。
このときフィラメントは、内部で固まっていてくれた方がいいので、
3Dプリンターのホットエンドの温度は低い方が良いです。
きれいに引っ張り出せたときは、爽快です。
仕上げに温度を通常のフィラメントが溶けるくらいの上げます。
先ほどの「軽症の場合」の対応と同様に、
ホットエンドの挿入口の上部から、フィラメント(またはピアノ線)を下に押し付け、
フィラメントを溶かしながら出して掃除すると完了です。
まとめ:フィラメントを溶かしながらホットエンド内部を掃除する!
フィラメントが3Dプリンターのホットエンド内部で詰まってしまった場合、
「軽症」「重症」いずれの場合もポイントは、
フィラメントを溶かしながらホットエンド内部を掃除することです。
詰まっても焦らないことが肝心です。
ゆっくり溶かしながら掃除を行います。
くれぐれも、力尽くでホットエンド内部をいじくり回して、
壊さないように、ご注意ください!
あと、そもそも詰まらないように、
あらかじめ印刷前に暖気運転してから
フィラメントをホットエンドに入れ込んでするのも有効です。
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