「3Dプリンター作るぞ!」と意気込んだのは良いのですが、
「そもそもパーツって何が必要なの?」と情報収集には苦労しました。
日本語の情報は少なく、英文の情報を参考にしました。
これからデルタの3Dプリンターを自作しようとしている参考になれば幸いと、
デルタ型3Dプリンタ(Kossel型)で必要な主要パーツを一覧にまとめてみました。
3Dプリンターのボディ・フレーム周り
アルミフレーム2020サイズ
別記事でお伝えした通りで、
アルミフレームの2020サイズを採用しました。
三角になる部分用に60cmを6本。
柱になる部分用に90cmを3本購入しました。
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/delta-3D-Printer3.jpeg?resize=640%2C427&ssl=1)
2020アルミフレームに対応する六角ボルトと四角ナット
対応するネジはM5なので、
四角ナットとM5の10mmの六角穴付きボルトを購入しました。
2020のアルミフレームの窪んだ溝に、
四角ナットを挿入し六角ボルトで止めて使います。
円ガラス
造形する際のステージになります。
丸型に切断されたガラスはなかなか売っていないのですが、
3Dプリンターのパーツとして売っているので、
下手に自分で加工するよりかポチった方が早いと思います。
3Dプリンターの制御系・コンピュータ周り
3Dプリンター制御系のボード
3Dプリンターの制御系・コンピューターにあたる部分です。
モータを動かしたり、
何℃までヒータを温めろとか、
Extruderでフィラメントをどのくらいの長さ押し出せなど、
指示を出す部分です。
3Dプリンターのコンピュータはセットになっているものが販売されています。
ボードだけでなく親切にLCDまでついているので、
液晶を見ながらプリンターの操作ができます。
セットに入っているのは
- RAMPS 1.4 コントローラ
- Arduino Mega2560 R3互換ボードA4988 ドライバ
- LCD12864 モジュール
- Arduino Mega 2560 Uno R3
個別に部品を揃えるのであれば、
上記の部品1つ1つの購入になります。
面倒なので、私はAmazonでセットものを購入しました。
3Dプリンターの駆動系
ステッピングモーター
NEMA17ステッピングモーターを4つ使用します。
3つはアーム用、1つはフィラメントの送り出し用に使います。
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/DELTA-3D-Printer-Parts2.jpeg?resize=920%2C614&ssl=1)
GT2 タイミングベルト
ラバーベルト モーターの回転をアームに伝えるために必要です。
モーターの回転をベルトに伝えるプーリーも必要になります。
地味な部品ですが、専門品なので、なかなか売っていなくて困ったものです。
秋葉原のパーツ屋でもプーリーは扱っていても、
歯の数が3Dプリンターには不向きな、大きいサイズだったりして結局Amazonでポチりました。
デルタ3Dプリンターはベルトの長さも必要で、
長さが足りなくなって、2度ほど追加購入したので、
あらかじめどのくらいの長さが必要になるか計算してから
購入すると良いです。
アーム マニピュレーター カーボンロッド
3Dプリンターの”インク”であるフィラメントを溶かすホットエンドを支える腕の部分になります。
ホームセンターの部品素材などで自作できなくもなさそうですが、
専門品ですので、通販でポチった方が時短です。
探す手間を考えたらコスパも良いです。
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/DELTA-3D-Printer-Parts3.jpeg?resize=920%2C614&ssl=1)
小型V時の車輪
3Dプリンターのロッドアームを動かすときに、
フレームの柱を登ったり降りたりする部分に用います。
写真でお察しでしょうが、台座?自体はThingiverseにたくさんデータが落ちているので、
手持ちの3Dプリンターがあればデータをダウンロードして印刷すれば良いです。
手持ちのプリンターがなければ部品が通販で売られていたりするので、
ポチると良いです。
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/DELTA-3D-Printer-Parts4.jpeg?resize=920%2C614&ssl=1)
3Dプリンターの印刷部分
ホットエンド
フィラメントを暖めて溶かす、ホットエンドです。
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/DELTA-3D-Printer-Parts5.jpeg?resize=920%2C614&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/DELTA-3D-Printer-Parts6.jpeg?resize=920%2C614&ssl=1)
ホットエンドを固定する部分は初めは上記写真の黒い部分の様に、
Thingiverseの3Dプリントのパーツデータで作成していたのですが、
下記の金属製部品に交換しました。
特に熱で溶けるからとかではなく、
見た目と気分的によかったので買ってみました。
メタリックでかっこいいです。
基本的に3DプリンターはThingiverseなどのデータ共有サイトで部品データがあります。
3Dプリンターで3Dプリンターを作るってなんか滑稽ですが、
利用しない手はありません。
![](https://i0.wp.com/englabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/DELTA-3D-Printer-Parts1.jpeg?resize=920%2C614&ssl=1)
Extruder(押し出し器具)
フィラメントをホットエンドに向けて押し出す部分になります。
モーターの固定器具になっていて、
上からフィラメントをホットエンドに落とし込むのが良いです。
デルタ型だとてっぺんの三角部分のフレームに取り付けるのがベストな位置と考えます。
PTFEチューブ
フィラメントをエクストルーダーに送るガイドとして用います。
フィラメントが通るように内径が2mm前後のものが良いでしょう。
まとめ
デルタ式と言ってもさまざまな種類があるので、
作っていくうちにその他細かい部品などが必要になるかもしれません。
大体の部品素材はホームセンターでも手に入ると思いますが、
今回紹介した上記のパーツは、
3Dプリンター独特の部品なので通販を利用すると良いです。
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