自分でFIMI Palmジンバルカメラのバッテリー 交換は可能です!
FIMI Palmのバッテリー交換をやってみました。
手ぶれのない滑らかな映像が撮れるジンバルカメラ。
このジャンルのトップといえば、
ドローンでお馴染みのDJIが有名です。
空撮で培われたブレ補正のノウハウが
手持ち小型カメラで応用されていて
YouTuberやテレビのレポートでも用いられています。
DJIと比較して、お手頃価格で重宝していた
愛機のFIMI PALMです。
が、残念ながら
元からバッテリーが弱めでした。
ちなみにFIMI PALMのサンプル映像は下記です。
ユーザーのレビューでは
「何もしないのに1週間で放電してバッテリーが空になる」
「バッテリーがあつい」など中華製品あるあるの不評報告が挙がっています。
実際に私も同感です。
何もしなくとも、バッテリーが放電していました。
手ぶれのない動画がお手軽価格で撮れるので
重宝なのですが、この点が玉に瑕です。
そしてとうとう、
久しぶり撮影でもしようと取り出したところ、
バッテリーがへたって、お亡くなりになって、
起動もしない有様です。
充電ケーブルに刺して、
何度か起動ボタンを押すと
運が良ければ起動するレベルです。
バッテリーを充電しようとも
全然充電されずに、本体が熱くなるだけで
危険な状態でした。
新しいFIMI PALM2の購入もよぎりました。
でも
バッテリーさえ交換できれば
基盤には問題ないはずなので、
自分で交換をやってみました。
結論から言えば、
FIMI Palmジンバルカメラのバッテリー は、
自分で交換可能です!
FIMI Palmの交換バッテリーはこれ
先述の通りで、純正バッテリーが頼りないですw
- 何もしなくとも1週間で放電する
- 長時間使用すると熱くなる
なので
互換バッテリーで好評なこちらを使用しました。
結論から述べれば
交換して使用したところ、先ほどの困りごとが
解消されました。
純正は1050mAh
Cameron Sinoの互換品は800mAhと
容量が減っているので
言い換えると撮影時間が短くなります。
とはいえ、
旅行で用いても
ずっと撮りっぱなしはしません。
1日中持ち歩いて、
気になるところだけ数分ずつ撮影しても
バッテリーは余裕で足ります。
なので問題なしです。
FIMI Palmのバッテリー交換手順図説
バッテリー交換手順を図説します。
下記動画が参考になります。
手持ち部分の灰色のパーツを開けると
バッテリーと基盤部分にアクセスできます
必要なのは
- ギターピック
- 精密ドライバー(+000番)
- 竹の耳かきです(基盤上部の鉄板を外す用)
はじめに、本体の底の部分にギターのピック(もしくはプラ板)を差し込んで
上に持ち上げていきます。
ジョイントの爪は下記写真のようになっていますので
蓋を開ける際はご参考に。
プラスチック製ですので焦ると割れます。
ゆっくり慎重に作業します。
蓋を開けた状態がこちらです。
青いLiPoバッテリーが入っています。
2、3年使用したので、少し膨らみがあります
バッテリーを持ち上げると
鉄板が現れます。写真の左側に2箇所、
右側下に1箇所ネジ止めがされています。
左側のネジ2本は百円ショップの
”精密ではない”精密ドライバーでも舐めずに外せます。
純正バッテリーのラベル表示です。
中国製で7.4V 1050mAhです。
左側の2つのネジの長さは4mmです。
無くさないようにしてください。
ここまで分解作業は順調だったのですが、
難所にかかりました。
写真の左上の黒ネジが外れませんでした。
既に分解中にAmazonde中国発送のバッテリ約4000円を購入済みだったので
この鉄板が外れない限り、交換ができないので焦りました。
固着していて全然ネジが回りませんでした。
結果ねじ山がナメました…orz
※YouTubeでも、先ほどの動画とは別の海外の方が
「2本は簡単に外せるが、こいつは硬すぎて苦労したぜ!」と言っていました。
そこで導入したのが、
Anexのなめたねじはずしです。
運が良ければ近所のホームセンターに置いてあるかもですが、
なかったのでAmazonでポチりました。
格闘してみたのですが、
ぴくりともしませんでした。
おそらく個体差あり(海外のYouTubeの人は外せていたので…)
俺、詰んだんか
って思いました。
繰り返しますが、既にバッテリー購入済みなので
「No 鉄板外し、Noバッテリー交換」です。
どうにかしないといけないと思っていたら
最終手段を思いつきました。
手回しドリルで
ねじ山を切るです。
「どうだい?ワイルドだろ?」って
解決策ですが、あっさりとねじ山を
”吹き飛ばしました”
おかげさまで、
鉄板を外すことができます。
問題の外れないネジですが、
おそらく私の筐体は
ボディに接着されています。
ラジオペンチで回してもビクともしませんでした。
鉄板の位置決めができれば、
ネジ締めは、外せた2本で
良いのでこのまま用います。
さて、Amazonで購入した中国発送のFIMI PALM互換バッテリは
購入してから3週間後に届きました。
ショップの発送自体は、
私の購入後2日で行われたのですが、
中国国内の輸送がのんびりでした。
梱包はすごく丁寧で
スタイリッシュです。
新旧バッテリー比較です。
上が純正、下が今回購入した互換品です。
バッテリーと基盤のコネクターは
絶縁のためにシリコン?ゴム?
みたいなものに覆われていますので外します
(爪でこさげます)
バッテリーと基盤のコネクターに
新しいバッテリーを差し込みます。
写真赤丸箇所に金具が覗いてい流のが見えます。
そのままでもOKなのでしょうが、
鉄板に触れるといけないので
絶縁のためにマスキングテープを貼っておきました。
組み立て手順は今までの逆になるので割愛します。
電源を入れると下記のように
ちゃんと認識して動きました。
まとめ
FIMI Palmのバッテリー交換は自分で可能です。
最新の機種も、売ってはいます。
ただ、
YouTubeにあげるくらいだから、
そんなに高画質は必要ない(そうは言っても4Kで撮影できます)
手ぶれのない動画が撮れればOKであれば、
自分でバッテリー交換をしてみては
いかがでしょうか?
2023年11月14日追記:
交換バッテリーですが、
その後トラブルもなく使えています。
1点シェアしたいことは、もともとFIMI Palmですが
「使用しないで放置状態だと、
一週間くらいでバッテリーが放電する」と
悪評がありますが、
このバッテリーに交換しても同様です。
普通の日本製の電化製品であれば、
使用しないときは70%の充電にしておくと良い
とか言われていますが、FIMI Palmは基盤の設計の甘さなのか、
しばらく使わないときに用に70%充電して放置したら、
バッテリーを食ってしまいます。
交換前のデフォルトのバッテリーだと
完全放電した場合
充電もできなくなってしまって
完全にThe ENDでしたが、
この交換バッテリーは使用前に充電すれば
通常通り使用できています。
よって、バッテリーを交換しても、
「使用しないで放置状態だと、
1週間くらいでバッテリーが放電します」
このことは知っておくと良いです。
ところでFPVゴーグルって知っていますか?
ドローンをタブレットとか、
スマホのモニター越しに操縦するのも
良いですが、
FPVゴーグルを知っていますか?
FPVはFirst Person Viewの略で、
日本語だと一人称視点という意味です。
まるでドローンに乗っている
パイロットのような臨場感で
ドローンの操縦が可能です
たとえばこのゴーグル。
ファンからは
「画像と、映像の画角の見やすさ、
どれをとっても最高峰!」と好評です
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